こんにちは、こんばんは。Masu Fumiです。
今回は、前回記載の内容である「スキルの向上:テクノロジーの活用」について書いていきます。
前回の内容を振り返りながら記載します。
スキルの向上: テクノロジーの活用と時代による学習の変遷
現代のビジネスにおいて、専門知識だけでは足りないことは明白です。デジタルトランスフォーメーション(DX)の時代に突入し、業務におけるテクノロジーの活用は不可欠になっています。データ解析ツール、AI技術、プログラミングなどの基本的なスキルは、業務の効率化や新しいビジネスチャンスを生む可能性があります。
しかし、このテクノロジーの活用法も、私たちがどのように学習するかに大いに関連しています。さて、現在50代であるMasu Fumiの年代別の学習の内容を簡単にみていきます。
年代や時代背景によってどのように変わってきたのでしょうか?
学習の仕方の昔との違い
20代: インターネットの出現と学習の多様化
20代の前半は、プログラミングやPCとの出会いから始まりました。もちろん、Masu Fumiだけではなく、多くの人は初めて社会という新たなフィールドに足を踏み入れます。
20代後半から、インターネットが普及し始め、自分自身だけではなく、多くの人の学習方法に革命をもたらしました。かつては、図書館や書店で時間をかけて調査しなければならないことが、クリック一つで瞬時に情報を手に入れられるようになったのです。本当に、目の前に図書館を手に入れた気分でした。
しかし、その一方で詳細な情報や専門的な知識は、やはり書籍や専門書からしか得られないという側面もありました。インターネットは情報の入口として非常に便利でしたが、その情報の質や深さには一定の限界がありました。
この時代は、新たなキャリアをスタートさせるにあたり、基礎的な知識をインターネットで簡単に集め、その上で更に専門的な書籍に手を伸ばすというパターンが多かったと言えるでしょう。また、この頃から多くの人がパソコンやインターネットを日常的に使うようになり、それが後のビジネスの現場でのテクノロジー活用の礎となったことはすでに皆さんがよく知るところです。
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30代: 業務と学習の融合によるスキルの特化
30代になると、多くの人はすでに一定のキャリアを築いています。この時期の学習は、20代と比べて業務に密接に関連したものが多くなります。もちろんMasu Fumiも30代前半は、業務に関する内容の学習が特に多かったですね。IT業界で企画や営業をやっていたこともあり、新しいIT技術について日本や海外の情報サイトから収集していました。よく社内での情報交換や外部の方との情報交換も活発にしていました。また、話すのが苦手だったこともあり、話し方の本やサイトもよく学習に利用していました。さらには、プロジェクトマネジメントのやり方、営業の方法、プレゼン資料作成など、本当に業務に直結したスキルやノウハウの習得が主でした。
この年代ではスキルの垂直的な深化が求められます。プロジェクトを成功に導くための戦略的思考や、顧客との良好な関係を築くコミュニケーションスキルなど、独自の専門性を高める必要があります。
30代では、成功した起業家やビジネスリーダーの書籍もよく読まれます。それは、単に仕事をこなすだけではなく、ビジネスの成長や自分自身のキャリアアップにつながる戦略的な知識や考え方が求められるからなのです。
ただし、Masu Fumiの場合は、30代後半からは、後ほど紹介する40代の学習を30代後半から非常に勉強していました。大変忙しくなるのですが、この30代後半から40代前半は、自己投資をきちんとする必要が重要だと思います。
40代: 経営視点での学習と戦略的思考
40代に入ると、多くのビジネスパーソンは管理職やリーダーのポジションに就いています。ここでは、経営、財務、マーケティング、統計といった、ビジネス全体を俯瞰する知識が不可欠になります。従って、この年代ではMBAや経営学に関する書籍が非常によく読まれます。
この段階で重要になるのは、自分が持っている知識をどのように組織全体に活かすかという点です。スキルの垂直的な深化から、より水平的な広がりを持たせる必要が出てきます。具体的には、自分が直接関わらない分野においても、その知識と戦略的思考が求められるわけです。
この時代の学習は、単なる知識の集積ではなく、それをどう実践に活かすかが問われるため、ケーススタディや実例を参考にすることも多くなります。
Masu Fumiは、30代後半のところでも紹介した通り、経営の視点、戦略的思考での学習をやっていました。今思うと、40代から始めると準備段階がなく、すぐに実践となりますので、もし、皆さんが20代や30代であれば、今から準備したほうが良いでしょう。また、現在はスキル学習を提供するオンライン講義やYouTube、Udemyもありますので、ぜひチャレンジしてください。私は技術者だからという方もいると思いますが、技術を個人だけで完結させることはできないことを考えると、経営の視点や戦略的な思考であるMBAの本なども読むと、ご自身の技術者としての幅を大きくできるでしょう。
50代: テクノロジーと再びの出会い
50代になると、多くのビジネスパーソンは新たな挑戦に向かう必要がでてきます。今までは、経験があれば、それをうまく活かす流れでよかった時代ですが、今は、大きく時代とテクノロジーの進化があります。そのため経験とスキルをうまくテクノロジーと融合させることで、新たな自分が発見できるでしょう。
再びテクノロジーへの回帰が必要となります。特に、データドリブン経営が求められる現在において、データ化やデータ収集、システム化による仕組みづくり、データを活かし、経営判断を行うためのデータベース構築、AI基盤構築、新たなインサイトを得るためのデータ連携スキルであるAPIやJSONに関する知識、それらを活用を進めるためのプログラミングスキルやプログラミング思考、限られた人材の中で業務を効率化するためのRPAツールなどが求められます。非常に多岐にわたるテクノロジーとなります。
この年代での学習は、30代の時に培った技術的なスキルの深化と40代、50代でのビジネスのノウハウを、新しいテクノロジーと結びつける形で進められることが多いですね。また、50代では業務における一定の専門家としての経験と知識が豊富であるため、新しいテクノロジーをより戦略的に活用することを求められます。
この年代になると、多くの人はリーダーシップを発揮している立場であり、新しいテクノロジーを上手に組織全体に広める役割も担っています。そのため、自分自身が新しいスキルを習得するだけでなく、そのスキルをチームや組織にどう落とし込むかという視点も持つ必要があります。例えば、AIや機械学習を用いて業習の効率化を図る際には、それを全体の業習プロセスやKPIとどう結びつけるか、経営層にどう説明するかなど、戦略的な思考が不可欠です。
また、この年代では自分自身のスキルアップだけでなく、後進への教育も重要なテーマとなります。持っている知識やスキル、経験を次世代にどう継承していくか、という点も、50代における学習と言えるでしょう。
このように、年代ごとに求められるスキルや学習のスタイルは大きく変わるものの、共通して言えるのは、テクノロジーの進化に適応しながら、それをビジネスに活かしていく柔軟性が必要であるということになります。特に現代では、リスキリングの仕組みが非常に多く提供されているため、年代に関わらず新しい知識やスキルを習得することが容易になっています。
50代を迎え、さらにその先を見据えたとき、終身学習がより一層重要になることは間違いありません。新しいテクノロジーや変化する市場環境に柔軟に対応できるよう、継続的な学習と自己更新が求められるのです。